伊勢神宮から行ける日帰り旅。地元「ゑびや」おすすめ5つのスポット
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気づけば年の瀬もすぐそこに。そろそろ新年の過ごし方や初詣のプランをたてる人もいるのではないでしょうか?
新年の初詣で一度は訪れたいのが、三重県の「伊勢神宮」。

せっかく訪れるなら、周辺のスポットも一緒に巡りたいですよね。そこで、伊勢神宮のそばで創業100年の「ゑびや」さんに、おすすめの見どころを5つ教えてもらいました。

「ゑびや」さんを紹介した記事はこちら:「伊勢神宮への初詣で立ち寄りたい!『ゑびや』のかわいい5つの手土産」
1. 由緒正しい伊勢神宮の遥拝所「二見興玉神社 (夫婦岩) 」

「お伊勢参りには、参拝前に心身を浄化する古来からの正式な参拝方法があります。お時間があるときはぜひお立ち寄りいただきたいスポットです」
ゑびやさんが最初に選んでくれたのが、縁結びや夫婦円満のご利益があることで有名な「二見興玉 (ふたみおきたま) 神社」。

ふたつの岩が寄り添うように立つ夫婦岩は有名ですが、実はここ、伊勢神宮の禊場 (みそぎば) でもあるんです。古来は、二見浦の清らかな海で穢れを落とす「浜参宮」を行ってから伊勢神宮に参拝するのが正式な流れだったそう。
古式にならってお参りすると、いっそう身も引き締まりそうです。
ちなみに、冬至前後は夫婦岩の間から満月が昇る神聖な光景が見られるそうですよ。
2. 風情ある町歩きが楽しめる「河崎」

「江戸時代から伊勢の台所として発展し、今でも古い町並みが残っています。町家や蔵を改装した素敵なカフェやショップなどがありますよ」
江戸時代にはたくさんの参拝客で賑わい、「伊勢の台所」と呼ばれた河崎の町。伊勢神宮外宮の最寄り駅のJR・近鉄伊勢市駅からは徒歩15分ほど。今でも黒塗りの古い町家や蔵が軒を連ね、風情ある町歩きが楽しめます。
気になるお店にふらりと立ち寄れば、一期一会の出会いがあるかもしれません。
3. 伊勢志摩のグルメに舌鼓を打つなら「倭庵 黒石」

伊勢神宮 内宮から車で7分ほどの場所にあるのが、伊勢海老やあわび、ふぐなどの会席料理が楽しめる「倭庵 黒石」。
「伊勢海老料理とふぐ料理が一年中食べることができるお店です。中でも、やわらかな殻ごと全部食べられる希少な『脱皮伊勢海老』はこのお店でしか味わえない逸品でおすすめです」
ほかにも新鮮な海産物をはじめ、松阪牛やあわびなど、伊勢志摩へ来たらぜひ堪能したい地域の味わいがいっぱい。地元民太鼓判のお店、ぜひ立ち寄ってみたいですね。
4. 伊勢市民の定番おやつ「ぱんじゅう」

毎日のおやつにも、大勢が集まる席でも。伊勢で愛され続ける隠れた名物が「ぱんじゅう」です。
「伊勢市民のおやつです。今川焼きから派生した焼き菓子で、中身はこしあんやつぶあん、お店によって季節限定の味があったりします。ぜひ一度食べてみてください」
コロンとしたたこ焼きのようなフォルムがなんとも可愛らしい一品。お土産用のほか、伊勢市内には焼きたてが食べられる専門店もあるので、見かけたら伊勢っ子になったつもりで味わってみましょう。
5. 伊勢から鳥羽へ絶景ドライブ「伊勢志摩スカイライン」

“伊勢と鳥羽を結ぶ天空のドライブウェイ”こと、「伊勢志摩スカイライン」。山と海の景色が美しく、絶景ドライブが楽しめます。
伊勢側のゲートは、伊勢神宮 内宮の門前町、おかげ横丁のすぐ近く。朝熊山を登り鳥羽へ抜けるルート沿いには、海を見晴らす絶景ポイントのほか、伊勢神宮にゆかりのある金剛證寺など見どころがいっぱい。
「朝熊山の山頂広場には話題の『天空ポスト』や足湯もありますよ」


山頂広場にある、真っ青な青空に赤く映える「天空のポスト」は写真映えすると人気の場所。伊勢湾を望む足湯では、のんびりとしたひとときが過ごせます。
豊かな海の恵みと、悠久の歴史、そして伝統を受け継ぐ町・伊勢。厳かな雰囲気をたたえる神社で背筋をのばして参拝し、趣ある街並みをのんびり散策しながら、おいしいグルメを堪能して――。
心も体も喜ぶお伊勢参りを、満喫してくださいね!
<取材協力>
ゑびや
三重県伊勢市宇治今在家町13
0596-63-5135
倭庵 黒石
三重県伊勢市倭町125-2
0596-24-9614
文:竹内成美 (広瀬企画)
画像提供:公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構、倭庵 黒石